これは「P.J.ホッパー/E.C.トラウゴット 著 日野資成 訳, 2003, 『文法化』, 九州大学出版」を読んで勉強したものをノートするための記事です。
言語変化(language change)
- 言語は有機体ではないから自主的に変化するのではなく、話者が言語を学ぶときに変化させるものである。
- 変化=交替(replacement)は個別に起こるのではなく、ひとまとまりの文法がごっそりと交替する。
- 交替が起きるタイミングは「世代から世代への伝達の区切れ目」。
- 形式Aが形式Bに取って代わられるとき、形式Aと形式Bが共存する期間が必ずある。
- 共存の期間は数百年と長いかもしれないし、一時の短い期間かもしれない。
変化の始まりはいつか?
- たとえ誰かひとりが現行の文法と異なった文法を使っていたとする。
- しかし、それは個人的なものであるから、現行の文法に変化があったとはいえない。
- 言語学者は、たったひとつの変化を見て「これはXという変化の始まり」であると言う。
- のちに、Xという変化が広まれば、それは変化Xの最初の例としての資格がある。
- しかし、のちにも広まらないのであれば、それは「書き違い」や「臨時の構造」であるから、変化とは呼べない。